小児矯正とは、お子さまの歯並びを整えるための矯正治療です。すべての永久歯が生えそろう前、または永久歯がすべて生え揃った時期に開始します。子どもの頃に矯正治療を始めれば、顎の骨の成長をコントロールできるので、歯と顎の大きさのバランスを整えることができます。つまり将来の正しい歯並びや噛み合わせにつながる治療法なのです。
また小児矯正は、ただ「歯並びをきれいにする治療」だけではなく、呼吸・姿勢・集中力・全身の発育と深く関わってることが最近の研究で明らかになってきています。
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小児矯正とは、お子さまの歯並びを整えるための矯正治療です。すべての永久歯が生えそろう前、または永久歯がすべて生え揃った時期に開始します。子どもの頃に矯正治療を始めれば、顎の骨の成長をコントロールできるので、歯と顎の大きさのバランスを整えることができます。つまり将来の正しい歯並びや噛み合わせにつながる治療法なのです。
また小児矯正は、ただ「歯並びをきれいにする治療」だけではなく、呼吸・姿勢・集中力・全身の発育と深く関わってることが最近の研究で明らかになってきています。
・鼻呼吸ができる → 免疫力アップ
口呼吸は細菌・ウイルスが体に入りやすい状態。
矯正で鼻呼吸を習慣づけることで、風邪・アレルギー・喘息リスクの軽減が期待できます。
・嚥下・発音・姿勢の改善
舌の位置が整うことで、飲み込み・発音・姿勢・集中力にも良い影響があります。
・よく噛める → 脳の発達を促進
噛む力は記憶力や思考力を支える大切な刺激。 正しい噛み合わせは 食事・学習・体づくり の土台になります。
・正しい鼻呼吸は集中力を高める
呼吸 → 酸素不足 → 集中力低下
鼻呼吸ができると
→ 脳にしっかり酸素が届き、集中力が高まり学習効率もアップ。
・噛む力が育つ → 脳が活性化
よく噛むことで前頭前野が刺激され、思考力・判断力に良い影響があります。
お子さまの歯並びの問題は、「まだ様子を見よう」と後回しにしてしまいがちですが、成長期だからこそできる治療がたくさんあります。「出っ歯っぽい気がする」「いつもお口がポカンと開いている」 そんな小さなサインが、お子さまの成長に関わる“はじまりの合図”かもしれません。
お子さまの歯並びや噛み合わせに関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・いつもお口がポカンと開いている
・口呼吸が多い/いびきをかくことがある
・指しゃぶり・爪噛み・舌で歯を押す癖がある
・発音が気になる(サ行・タ行など)
・姿勢が悪い・猫背気味
・前歯が出ている/噛み合わせが深い・反対になっている
・歯がガタガタで、すき間が少ない/逆にすき間が多い
こうした状態をそのままにしておくと、 歯並びだけでなく、噛み合わせ・呼吸・姿勢・集中力にも影響することがあります。
Ⅰ期治療は、将来生えてくる永久歯や噛み合わせのために位置決めを行う治療です。上下の顎のバランスを整えて、正しい歯並びや噛み合わせを目指す治療で、成長段階にあるお子さまにこそ効果が期待できる治療法です。対象年齢の目安は3歳〜12歳ごろの「成長期」に行う治療です。あごの成長を利用しながら、
・上下のあごの大きさ・位置のバランスを整える
・将来生えてくる永久歯のためのスペースを確保する
・出っ歯・受け口・交叉咬合などを予防・改善する
といった目的で、土台づくりとしての矯正を行います。この段階でしっかり整えておくことで、将来の抜歯や大掛かりな矯正を避けられることがあります。
Ⅰ期治療後の永久歯列が完成した後の矯正治療です。Ⅱ期治療の対象年齢の目安は、10歳前後から成人までです。Ⅰ期治療後、顎の大きさや前後の関係が改善されても、歯並びが不揃いだったり、歯が回転していたり、上下の噛み合わせがうまく合っていなかったりすることがあります。その場合は、仕上げのⅡ期治療を行います。
Ⅰ期治療で整えたあごのバランスの上に、
・デコボコした歯並びの整列
・噛み合わせの細かな調整
・見た目・機能の最終仕上げ
を行う治療です。Ⅰ期治療で歯並びや噛み合わせが改善されれば、Ⅱ期治療は必要ありません。またⅠ期治療が終了すれば、すぐにⅡ期治療が始まるというわけではありません。歯が完全に生え終わり、顎の成長が止まってから治療を開始する方が効果的な場合もあるので、数年かかることもあります。治療計画については、歯科医師と入念に打ち合わせをしましょう。
小児矯正治療では、「抜歯をしない(歯を抜かない)矯正治療」を希望される患者さんが多くいらっしゃいます。すべての症例が非抜歯可能というわけではありませんが、小児矯正では、成長に合わせて本来あるべき正しい位置に歯を移動させるので、低年齢から矯正治療を開始すれば、多くの場合、抜歯せずに対応することができます。
小児矯正とは、お子さまの成長に合わせて、あごの骨の成長をコントロールしながら歯並び・噛み合わせを整えていく矯正治療です。永久歯が生えそろう前(Ⅰ期治療)からスタートすることで、
・歯を抜く確率が低くなる
・大人になってからの矯正治療より、後戻りしにくい
・思春期を、自信の持てるきれいな歯並びで迎えられる
・将来的な虫歯・歯周病のリスクを減らしやすい
・結果として、トータルの治療費を抑えられる場合もある
などのメリットがあります。またデメリットとしては
・顎の成長が終わる10代後半まで、経過観察が必要になる
・成長に合わせて治療するため、途中で一時的に歯並びが不揃いに見えることがある
・骨格的な問題が強い場合、大人になってからⅡ期治療(本格矯正)が必要なこともある
・取り外し式の装置は、お子さま本人の協力度(しっかり装着するかどうか)が結果に大きく影響する
・矯正装置がついている間は、磨き残しが増えやすく、虫歯のリスクが高くなる
などが上げられます。
治療の進行やお子さまのお口の状態に合わせて、複数の装置を使い分けます。代表的な装置は次の通りです。
■ 拡大床
顎の骨に対して歯の大きさ・本数が合っておらず、歯がデコボコに並んでしまう「叢生(乱ぐい歯・八重歯)」の改善に用いる装置です。歯の内側に装置を入れて少しずつ顎の幅を広げ、歯がきちんと並ぶスペースを確保することで、将来の叢生や抜歯のリスクを減らすことが期待できます。
■ バイオネーター
上の歯が前に出ている「上顎前突(出っ歯)」や、噛み合わせが深い場合などに用いる装置です。下顎の前方への成長を促し、上下の顎のバランスを整えることで、出っ歯の改善や顔貌の調和を目指します。
■ ムーシールド
下の歯が上の歯より前に出てしまう「受け口(反対咬合)」の早期治療に用いる装置です。成長期の早い段階で使用することで、顎の成長方向をコントロールし、将来的な骨格性の受け口を予防する効果が期待できます。主に就寝時に装着するため、お子さまの負担も比較的少ない装置です。
■ マウスピース型矯正装置
取り外しができるマウスピース型の矯正装置です。在宅時や就寝時を中心に使用し、出っ歯・受け口・開咬(前歯が噛み合わない状態)など、症状に合わせたタイプを選択します。固定式装置に比べて見た目の負担が少なく、低年齢のお子さまにも使いやすい治療方法です。
■ フェイスマスク
上顎の成長が不足していて受け口になっている症例で使用する、顔の外側から装着する矯正装置です。顔面に装着したフレームとお口の中の装置をゴムで連結し、上顎を前方に引き出すことで、上下の顎のバランスを整えていきます。
■ マルチブラケット
歯1本1本に小さな装置(ブラケット)をつけ、ワイヤーで歯を動かしていく一般的な矯正装置です。永久歯が生えそろったⅡ期治療で使用することが多く、細かい歯並び・噛み合わせの仕上げに適しています。
■ インビザライン
透明なマウスピースを用いる矯正治療です。食事と歯みがきの時以外に装着し、段階的にマウスピースを交換しながら歯を動かしていきます。見た目に目立ちにくく、金属アレルギーの心配が少ない点も特徴です。Ⅱ期治療での本格矯正として用いることができます。
このほか、お子さまの症状に合わせて複数の装置を組み合わせる場合があります。
装置の選択については、診断時にメリット・デメリットを含めて丁寧にご説明いたします。
小児矯正は、次のような歯並び・噛み合わせのお子さまに適しています。
・出っ歯(上顎前突)
上の前歯や上顎の骨が前に出ている状態です。ヘッドギアやバイオネーターなどを用いて、上下の顎のバランスを整えていきます。
・乱ぐい歯・デコボコ(叢生)
顎の大きさに対して歯の本数や大きさが合っておらず、歯が1列に並べない状態です。拡大床などで顎の幅を広げることで、歯が並ぶスペースを確保し、将来の抜歯のリスクを減らすことができます。
・受け口・しゃくれ(下顎前突・反対咬合)
下の歯が上の歯より前に出て噛み合っている状態です。成長が終わってからの治療では外科的な手術が必要になることもありますが、成長期の早い段階であれば、フェイスマスクや拡大床、マウスピース型装置などで顎の成長方向をコントロールし、外科手術を回避できる可能性があります。
Ⅰ期治療の期間は、一般的におよそ1〜2年程度が目安です。ただし、お子さまの成長スピードやお口の状態によって前後します。
その後も、成長の様子を確認するために定期的な経過観察を行い、必要に応じてⅡ期治療(本格矯正)へ進みます。
通院は1〜2ヶ月に一度が目安で、その際に装置の調整やお口のチェック、ブラッシング指導などを行います。
小児矯正は成長期だからこそ行える有効な治療ですが、次のようなリスクや注意点もあります。
・装置の装着直後は、歯の動きによる痛みや違和感を感じることがあります。
・装置が頬や唇、舌に当たり、一時的に口内炎や傷ができる場合があります。
・歯みがきが不十分だと、虫歯や歯肉炎が起こるリスクが高まります。
・予測できない顎の成長や生活習慣の影響により、治療計画の変更や追加治療が必要になることがあります。
小児矯正の成功には、お子さまだけでなく保護者の方のご協力が欠かせません。
毎日の装置の装着状況の確認や、装置の清掃・管理、定期検診へのご来院などをお願いいたします。
もし装置の破損や紛失、痛みなどのトラブルが起きた場合は、そのままにせず早めにご連絡ください。
せっかくきれいな歯並びを目指しても、歯そのものが虫歯になってしまっては意味がありません。
矯正装置が入ると、どうしても歯磨きが難しくなります。当院では、
・矯正中の歯磨き指導
・フッ素塗布
・歯の溝を樹脂で埋めるシーラント
・定期的なクリーニング
などを通して、矯正中の虫歯ゼロを目標にサポートしています。
■ 将来のかみ合わせまで考えた“成長に合わせる矯正”
今の歯並びだけでなく、お子さまの成長に合わせて将来どう整っていくかを見極めながら、理想的な歯並び・かみ合わせになるよう計画的に矯正を進めていきます。
■ やさしく続けられる環境づくり
お子さまの性格やペースに合わせ、 痛みの少ない装置・通いやすいスケジュールをご提案します。
■ 小児歯科・矯正・一般歯科がすべて院内で完結
虫歯管理・クリーニングなどすべて当院で対応可能。お子さまと親御さまが安心して継続できる体制です。
気になる症状や治療のタイミングについて、丁寧にお話を伺いながら必要性を確認します。
レントゲン・写真・歯型などを用いて、歯並びやあごの成長状態を詳しく調べます。
検査結果をもとに、現在の状態と最適な治療方法・期間・費用をわかりやすく説明します。
マウスピースや拡大装置、MFTなど、お子さまに合った矯正方法で治療を進めます。
1〜2ヶ月ごとに来院し、装置の調整や経過の確認、必要に応じてトレーニングを行います。
成長や歯の生え変わりを見守り、必要に応じて次のステップ(Ⅱ期矯正)を判断します。
永久歯が生えそろったら、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で噛み合わせを仕上げます。
治療後はリテーナーで後戻りを防ぎ、定期検診できれいな歯並びを維持します。
A:お子さまによって適した時期は異なりますが、まずは 5〜7歳頃の一度の相談をおすすめしています。最適なタイミングを見極められます。
A:成長を利用した治療が中心のため、痛みは比較的少ない治療です。違和感が出る場合もありますが、ほとんどのお子さまが問題なく続けられます。
A:マウスピース型装置は家で使うことが多く、学校生活の妨げになりにくい治療です。固定式の場合も、慣れれば通常通り生活できます。
A:取り外しできる装置や痛みが少ない方法を選べるため、続けやすくなっています。使い方のサポートも丁寧に行うのでご安心ください。
A:Ⅰ期矯正は1〜3年程度、Ⅱ期矯正は1〜2年程度が目安です。お子さまの成長や装置の種類によって変わります。
A:当院では定期的なチェックとクリーニング、ブラッシング指導を行い、虫歯のリスクを最小限に抑えられるようサポートしています。
A:Ⅰ期矯正であごの成長が整い、歯並びが改善すれば Ⅱ期矯正が不要になるケースもあります。 必要かどうかは成長を見ながら判断します。
A:装置の種類や治療期間によって異なります。診断後に明確な費用をご説明し、ご納得いただいてから治療を開始します。
A:もちろん大丈夫です。成長のタイミングは限られるため、セカンドオピニオンも歓迎しています。
A:はい、相談だけでも問題ありません。「今やるべきこと」「今は様子見で良いこと」をはっきりさせられます。
「今すぐ矯正を始めるべきか分からない」 「もう少し様子を見てもいいのか知りたい」そんな段階でも、一度ご相談いただくことで、“今やるべきこと”と“もう少し先でいいこと” を整理することができます。岡山駅から徒歩圏内・駐車場完備で、学校帰り・お仕事帰りにも通いやすい環境です。 お気軽にお問い合わせください。