矯正期間中の食べ物について
岡山市の歯医者、グラン岡山駅前歯科・矯正歯科の院長 清水健介です。今回は、「インビザライン中の食べ物について」お話をしていきます。
当院でインビザライン矯正治療を始められる患者様からよくご質問いただくのが、
「インビザライン中は食べられるものが限られますか?」
「ワイヤー矯正では、食べられるものが絞られると聞いたのですが。」
という質問です。
確かに、ワイヤー矯正では、ものが歯と矯正器具の間に詰まってしまって、取り除くことが大変だったり、矯正治療をしているのに、むし歯になってしまったというご相談を受けることがあります。
結論からお伝えすると、インビザライン矯正期間中はマウスピース型の矯正器具を1日20時間以上装着していただければ、矯正器具を外せば、どのような物をたべても問題ありません。しかしながらマウスピースを付けたまま何か物を食べるということはしないように注意してください。基本的にマウスピースを付けたまま食べられるものはありません。
【インビザライン中に避ける食べ物は?】
矯正治療期間中は、これまでの患者様ご自身の歯並びから、正しい歯並びに移動する期間のため、口腔内の咬み合わせの状態は不安定になります。そのため、お煎餅やナッツなどのかたいものやキャラメルなどの粘り気のある食べ物は避けていただいた方が良いです。インビザライン矯正治療では、一定期間マウスピース装着したら次のマウスピースへと順番通りに変更しながら歯を動かしていきます。そのため、新たなマウスピースに変えたばかりの時にのような食べ物を食べると痛みを感じることがあります。
【食べ物を食べた後は?】
何か食べた後には、お口を健康に保つために、可能であれば歯ブラシやフロスなどで食べかすが溜まらないようにした方が良いです。なぜなら、マウスピースは20時間装着する必要があるので、食べかすが歯とマウスピースの間に残ったままになると、むし歯になる可能性が高まります。矯正治療できれいな歯並びになるのに、むし歯になってしまってはとても残念なので、食べ物を食べた後のお口のケアには注意しましょう。
【インビザライン中に食べやすい食べ物は?】
インビザライン中に避けるべき食べ物で、かたいもの、粘り気のある食べ物とお伝えしましたが、これとは逆に、柔らかい食材、細かく刻まれ食べやすくされた食材、柔らかく調理された料理等は、歯への影響もすくないためおすすめです。
このようにインビザライン矯正治療では、マウスピースを外せば、多くのものを食べることが可能です。食後の歯磨きやフロスを活用しながら、矯正治療中もきれいな口腔環境を保ちましょう。