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インプラント

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2025.10.15

歯科のブリッジ治療とは?仕組みや種類・メリットについて解説

歯を失ったとき、「ブリッジ治療」と聞いても具体的にどのような仕組みなのか、入れ歯やインプラントとの違いが分からず迷う方も多いのではないでしょうか。ブリッジは、両隣の歯を支えにして人工の歯を固定する方法で、見た目や噛み心地のバランスを保ちやすい点が特徴です。ただし、支える歯への負担や適応条件など、治療前に知っておきたい注意点もあります。
この記事では、歯科のブリッジ治療の仕組みや種類、メリット・デメリット、費用の目安、治療後のケアまでを分かりやすく解説します。治療を検討している方は、自分に合った選択をするための参考にしてください。

もくじ

歯科のブリッジ治療とは?仕組みを解説

歯を失った部分を補う治療法のひとつが「ブリッジ」です。両隣の健康な歯を支えにして人工の歯(ダミー)を固定する方法で、噛み心地や見た目の自然さを保ちやすい点が特徴といえます。
入れ歯のように取り外す手間がなく、インプラントよりも短期間で治療を終えられるのも魅力です。
ここではブリッジ治療の仕組みや、適用される症例などを解説していきます。

ブリッジ治療の基本構造と仕組み

ブリッジは、欠損した部分を橋のように人工歯でつなぎ、両側の健康な歯(支台歯)に固定する治療法です。支台歯を削って「クラウン(被せ物)」をかぶせ、その間に人工歯(ポンティック)を連結させる構造になります。噛む力は両側の支台歯に分散して伝わるため、自然な咀嚼(そしゃく)機能を維持しやすいのが特徴です。
素材や形状は、治療部位や噛み合わせに合わせて設計され、審美性・清掃性・強度のバランスを考慮して選ばれます。
下の表は、基本構造のイメージを簡単に整理したものです。

部位名役割特徴
支台歯(しだいし)ブリッジを支える柱となる歯両隣の健康な歯を削って使用する
ポンティック失った歯の代わりとなる人工歯噛む・見た目を補う部分。素材により見た目や強度が変わる
クラウン支台歯を覆う被せ物セメントで固定し、噛む力を分散させる

ブリッジの構造はシンプルに見えますが、支台歯への負担分散や噛み合わせのバランスが重要になります。そのため、設計段階で精密な型取りや咬合調整を行うことが長期使用の鍵となります。

ブリッジが適用される症例

ブリッジは、1〜2本程度の欠損で両隣の歯が健康な場合に適しています。虫歯や外傷による単独欠損、歯周病で1本のみ抜歯となったケースなどが代表的です。
反対に、支台歯が動揺している場合や歯ぐきが弱っている場合は、ブリッジの固定力が不十分になりやすく、入れ歯やインプラントを選択することがあります。
また、成長期のお子さんや顎骨が安定していない方には適さないこともあります。
治療を行う前に、レントゲン検査や模型による咬合診断を行い、長期的な安定性を確認しておくことが欠かせません。

ブリッジ・入れ歯・インプラントの位置づけ

歯を補う治療には、ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つが代表的です。
それぞれの特徴を簡単に比較すると、次のようになります。

治療法特徴メリット注意点
ブリッジ両隣の歯を削って人工歯を固定見た目が自然で噛みやすい。治療期間が短い。支台歯を削る必要がある。清掃に注意が必要。
入れ歯取り外し可能な義歯を装着広範囲の欠損に対応。保険適用範囲が広い。違和感が出やすく、安定性が低いことがある。
インプラント人工歯根を顎の骨に埋め込む他の歯を削らず自然な噛み心地。長期安定性が高い。外科手術が必要で費用が高い。治療期間が長い。

ブリッジは「固定式の安定感」と「短期間での回復」を両立できる点で、3つの中間的な位置づけにあります。治療選択の際は、口腔全体の健康状態・清掃のしやすさ・費用などを踏まえて、歯科医と相談しながら決めると良いでしょう。

歯科ブリッジの種類と素材の違い

ブリッジと一口にいっても、構造や素材によって特徴や適応が大きく異なります。
見た目の自然さや耐久性、そして清掃のしやすさは、どのような種類・素材を選ぶかによって左右されるといえます。
また、治療部位(前歯か奥歯か)や噛む力の強さ、金属アレルギーの有無なども選択時の大切な判断基準です。
ここでは、ブリッジの構造の違いと、素材ごとの特徴を順に解説します。自分に合ったブリッジを選ぶ参考にしてください。

固定式・接着性など構造による分類

ブリッジは構造の違いによって、大きく「固定式ブリッジ」と「接着性ブリッジ(マリランブリッジ)」に分けられます。
固定式は、両隣の歯を削ってクラウン(被せ物)を装着し、その間に人工歯を固定する方法です。
安定感が高く、噛む力をしっかり支えられる点が特徴となりますが、健康な歯を削る必要がある点には注意が必要です。
一方、接着性ブリッジは、金属やセラミックの「翼(ウイング)」を隣の歯の裏側に接着して固定する方法です。
歯を削る量が少ないため、支台歯の負担を軽減でき、審美性にも優れています。
ただし、咬合力(噛む力)が強い部位には不向きな場合もあるため、適応は歯科医の判断が重要です。

種類構造特徴主な適応部位
固定式ブリッジ両隣の歯を削り、クラウンで人工歯を固定安定感があり、奥歯にも対応可能前歯・奥歯ともに可能
接着性ブリッジ(マリランブリッジ)金属やセラミックの翼を隣の歯に接着削る量が少なく審美性が高い前歯など力がかかりにくい部位

構造の違いを理解しておくことで、治療後の見た目や耐久性に納得しやすくなります。
とくに前歯の治療では見た目を重視した設計、奥歯では噛む力への耐久性を重視した設計を選ぶことが、長持ちにつながります。

素材ごとの特徴(メタル・ハイブリッド・セラミック)

ブリッジの素材には、見た目や強度、費用などそれぞれに特徴があります。
素材の選択は、患者さんの希望だけでなく、歯ぐきの状態や噛む力、清掃のしやすさなどを総合的に考慮して決められます。
以下は代表的な素材の比較です。

素材見た目強度特徴
メタル(銀合金・金合金)やや金属色が目立つ非常に高い保険適用が可能で費用を抑えられる。奥歯に向く。
ハイブリッドセラミック自然な白さ(やや艶控えめ)中程度レジンとセラミックの中間素材。費用と見た目のバランスが良い。
オールセラミック/ジルコニア天然歯に近い透明感高い(ジルコニアは特に強度に優れる)金属アレルギーの心配がなく、審美性が高い。自費診療になる。

メタルは耐久性が高く奥歯向き、ハイブリッドセラミックはバランス型、セラミック系は見た目重視という使い分けが基本になります。
最近では、金属を使用しない「メタルフリー」のブリッジを選ぶ方も増えており、アレルギーの回避や自然な色調の再現性を重視する傾向が強まっています。
素材選びは「見た目」「噛みやすさ」「費用」「長持ち」の4要素のバランスが大切です。
それぞれの特徴を理解したうえで、担当医と相談しながら自分に合うブリッジを選ぶと良いでしょう。

前歯・奥歯で異なるブリッジ選びのポイント

ブリッジは装着する部位によって、重視すべきポイントが異なります。
前歯では見た目の自然さや透明感が求められるため、オールセラミックやハイブリッドセラミックが選ばれることが多いです。
一方で、奥歯は咬合力が強くかかるため、金属やジルコニアなど強度を優先した素材が適しています。
また、歯ぐきとの境界が見える場合には、素材の色調や適合精度が見た目に影響します。
精密な設計と調整を行うことで、歯ぐきとの段差や隙間を防ぎ、自然な見た目を保つことができます。
さらに、ブリッジの厚みや形状も清掃性に影響するため、日々のケアをしやすい形状に仕上げてもらうことが長期使用のポイントになります。
ブリッジは「構造」と「素材」の両面を理解することで、自分の希望に合った仕上がりに近づけることができます。
見た目だけでなく、噛む力やケアのしやすさも考慮して選ぶことが、快適で長持ちする治療につながります。

歯科ブリッジのメリットとデメリット

ブリッジ治療は、比較的短期間で自然な噛み心地を取り戻せる一方、支台歯への負担や清掃の難しさなど注意すべき点もあります。
どんな治療にも長所と短所があるように、ブリッジも使い方やメンテナンス次第で結果が大きく変わります。
ここでは、治療を検討する前に知っておきたい代表的なメリットとデメリットを整理し、より自分に合った判断ができるよう解説します。

見た目・噛み心地の自然さ

ブリッジの最大の利点は、自然な見た目と噛みやすさを両立できる点です。
装着後は自分の歯のように感じやすく、会話や食事の際にも違和感がほとんどありません。
特にセラミックやジルコニアなどの素材を選ぶことで、透明感のある歯の色調を再現でき、周囲の歯との調和も取りやすくなります。
また、入れ歯のように取り外す必要がないため、装着中の異物感が少なく、食事や発音への影響も少ないのが特徴です。
さらに、ブリッジは顎の骨に直接負担をかけないため、手術を伴わずに短期間で機能回復できるという安心感もあります。
「できるだけ早く噛めるようになりたい」「自然な見た目を取り戻したい」という方にとって、現実的な選択肢となる治療法といえます。

支台歯への負担と削るリスク

ブリッジを固定するためには、欠損部の両隣の歯を削って支台歯とする必要があります。
このとき、健康な歯質を削る量が多いと、神経に近づいて知覚過敏や痛みを生じる場合があります。
また、削った部分に細菌が侵入すると、虫歯や歯髄炎(神経の炎症)を引き起こすこともあります。
支台歯には噛む力の一部が集中するため、過度な負担がかかると将来的に歯根の破折やぐらつきが起こるリスクも否定できません。
そのため、治療後は定期的な咬合チェックや噛み合わせの調整が重要です。
ブリッジを長持ちさせるためには、支台歯の健康管理と力の分散を意識した設計・メンテナンスが欠かせません。

清掃性・耐久性など維持のための注意点

ブリッジの下部(ポンティック部)は食べかすが溜まりやすい構造になっており、清掃が不十分だと支台歯の虫歯や歯肉炎を引き起こす可能性があります。
通常の歯ブラシだけでは届きにくいため、スーパーフロスや歯間ブラシなど専用のケア用品を使うことが推奨されます。
また、フロスをブリッジの下に通して汚れを取り除く「くぐらせ磨き」を習慣にすることが大切です。
ブリッジの寿命は平均で7〜10年といわれますが、日々の清掃と定期検診を怠らなければ15年以上使えるケースもあります。
耐久性を保つためには、定期的なクリーニングと噛み合わせの調整が不可欠です。
清掃性を意識したケアと歯科医院でのメンテナンスを両立することで、ブリッジを長く快適に使うことができます。

歯科ブリッジの適応条件と治療の流れ

ブリッジは、すべての歯の欠損に適用できるわけではありません。
両隣の歯が健康であることや、支える歯ぐき・骨の状態が安定していることなど、一定の条件を満たす必要があります。
また、治療の進め方も「診査・設計・装着」という流れを踏むことで、見た目と機能の両立が可能になります。
ここでは、ブリッジが適している人の特徴と、実際の治療のステップを詳しく見ていきましょう。

ブリッジが向いている人・向かない人

ブリッジは、欠損が少数で両隣の歯が健康な場合に適しています。
例えば、1〜2本だけ歯を失ったケースや、支台歯として利用できる健康な歯が隣接しているケースなどです。
また、虫歯や歯周病の進行がないこと、支台歯がしっかりしていることも重要な条件となります。
一方で、歯周病が進行している場合や、支台歯がぐらついている場合は注意が必要です。
支台歯が安定していないと、ブリッジを支えきれずに脱離や破損につながることがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりが強い人は、咬合力(こうごうりょく)が過度にかかるため、ブリッジが割れたり、支台歯の根がダメージを受けたりすることもあります。
ブリッジが適しているかどうかは、見た目の問題だけでなく、「支える歯や骨がどれだけ健康か」で決まります。
不安がある場合は、歯科医に咬合や歯ぐきの状態を確認してもらい、自分の口に合った治療方法を選ぶことが大切です。

治療前の診査・設計から装着までのステップ

ブリッジ治療は、いくつかの工程を順に行うことで仕上がります。
見た目だけでなく、噛み心地や耐久性を高めるために、各ステップで精密な作業が求められます。
以下は一般的な治療の流れです。

1.検査・診断:レントゲン撮影や歯ぐきの状態確認を行い、支台歯にできるかどうかを判断します。
2.支台歯の形成:ブリッジを固定するため、隣の健康な歯を必要最小限削ります。
3.仮歯の装着:削った歯を保護し、見た目と噛み合わせを維持するために仮歯を装着します。
4.最終ブリッジの製作:型取りしたデータをもとに、技工所で人工歯を精密に作製します。
5.装着・調整:完成したブリッジを支台歯に固定し、噛み合わせや違和感を確認します。

治療期間はおおよそ2〜4週間が目安です。
通院回数は3〜4回前後で、素材や調整の度合いによって多少前後することもあります。
仮歯を装着する期間中も、できるだけ支台歯を清潔に保つことが大切です。
一連の流れを丁寧に進めることで、装着後の違和感が少なく、長く安定した状態を維持しやすくなります。

治療期間・通院回数の目安

ブリッジ治療の期間は、使用する素材や口腔内の状態によって異なります。
一般的には、保険診療の金属ブリッジで2〜3週間、自費診療のセラミックブリッジでは色合わせや微調整の工程を含め3〜5週間ほどかかることが多いです。
ただし、支台歯の虫歯治療や歯ぐきの炎症がある場合は、治療を整えてからブリッジ製作に進むため、期間が延びることもあります。
治療後は、咬み合わせが安定するまでに数日かかる場合があります。
違和感や痛みを放置せず、必要に応じて再調整を受けることが長持ちにつながります。
また、装着直後は硬い食べ物を避け、歯ぐきや支台歯が慣れるまで様子を見ながら食事をとるようにすると安心です。
ブリッジは「短期間で回復できる治療法」として評価されていますが、見た目と機能を両立させるためには、時間をかけて丁寧に調整することが欠かせません。
焦らず確実にステップを踏むことが、結果的に長く快適に使えるブリッジにつながります。

歯科ブリッジの費用相場と保険適用

ブリッジ治療の費用は、使用する素材や治療部位、保険が適用されるかどうかによって大きく変わります。
見た目を重視するか、費用を抑えるか、または長期的な耐久性を優先するかによっても選択が異なります。
保険診療では限られた素材や設計になりますが、基本的な機能を回復するには十分な場合も多いです。
一方で、自費診療のブリッジは審美性・耐久性ともに優れており、より自然な見た目を求める方に選ばれています。
ここでは、保険・自費それぞれの費用目安と、費用を左右するポイントを詳しく解説します。

保険でできるブリッジの種類と費用目安

保険適用のブリッジでは、主に「銀合金(メタル)」が使用されます。
これは強度が高く、奥歯の噛む力にも耐えられる素材で、費用を抑えつつ治療できる点が特徴です。
ただし、金属の色味が見えるため、見た目の面ではやや劣ります。
費用の目安としては、3本連結のブリッジでおおよそ1〜2万円前後(3割負担の場合)が一般的です。
治療部位によって費用は変わり、前歯よりも奥歯の方が安くなる傾向にあります。
また、支台歯の本数が増えるほどブリッジも長くなり、その分費用も上がります。
保険診療では、審美性よりも「噛む機能の回復」を目的とした設計になるため、機能面では十分でも、自然な白さを求める方には不向きな場合があります。
見た目を重視したい場合は、保険外(自費)の素材を検討すると満足度が高まります。

自費ブリッジの特徴と費用相場(セラミックなど)

自費診療のブリッジでは、セラミックやジルコニアといった見た目・強度ともに優れた素材を使用します。
金属を使わない「メタルフリー設計」も多く、金属アレルギーの心配が少ないのが利点です。
また、透明感のある自然な色合いを再現できるため、周囲の歯と調和した仕上がりになります。
費用相場は、素材や設計によって幅があります。
一般的には、1本あたり7〜15万円前後、3本ブリッジでは20〜40万円ほどが目安です。
色合わせや噛み合わせの微調整、保証期間の有無などによっても価格は変動します。
耐久性の面でも長期的な安定が期待でき、きちんとメンテナンスを続ければ10年以上使用できるケースも珍しくありません。
「費用はかかっても自然な見た目を重視したい」「長く安心して使いたい」という方に、自費ブリッジはおすすめの選択肢といえます。

費用を左右する要素(本数・素材・部位)

ブリッジの費用は、一律ではなく次のような条件で変わります。
まず、欠損した歯の本数が多いほどブリッジが長くなり、材料や作業工程が増えるため費用も上がります。
次に、使用する素材も価格を大きく左右します。メタルよりもセラミックやジルコニアは高価になりますが、その分見た目と耐久性に優れています。
また、治療する部位によっても違いがあります。前歯は審美性が重視されるため費用が高く、奥歯は咬合力が強いため強度を優先する素材が使われやすくなります。
加えて、自費診療では歯科技工士の技術料や、医院ごとの保証期間・メンテナンス費用が含まれる場合もあります。
費用の違いを理解することで、見た目・機能・コストのバランスを取りやすくなります。
治療を始める前に、見積もりと使用素材、保証内容をしっかり確認しておくことが、納得のいく治療につながります。

歯科ブリッジと他の治療法の比較

歯を失ったときの治療法には、ブリッジのほかにも入れ歯やインプラントがあります。
どの治療法にもそれぞれの特徴や利点・注意点があり、「どれが正解」というものはありません。
見た目・噛み心地・費用・メンテナンス性といった観点から比較し、自分のライフスタイルや口の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、ブリッジ・インプラント・入れ歯の違いをわかりやすく整理し、どのような人にどの治療が向いているのかを解説します。

インプラントとの違いと選び方

インプラントは、失った歯の部分に人工の歯根(チタン製)を埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法です。
骨に直接支えられるため、安定性が高く、周囲の歯を削らずに済むという大きなメリットがあります。
一方で、外科手術が必要であり、治療期間は3〜6か月ほどかかることが一般的です。
また、保険適用外のため費用は1本あたり30〜50万円前後と高額になります。
ブリッジは、外科処置が不要で短期間で治療が完了する点が魅力です。
ただし、両隣の健康な歯を削る必要があり、支台歯への負担がかかります。
インプラントは「歯を削りたくない」「長期的な安定を重視したい」方に向き、ブリッジは「短期間で自然な見た目と噛み心地を回復したい」方に適しています。
どちらもメリット・デメリットを理解したうえで、口腔状態やライフプランに合った選択をすることが大切です。

入れ歯との違いとメリット・デメリット

入れ歯は、取り外しができる人工の歯(義歯)を装着する方法です。
部分入れ歯は金属のバネ(クラスプ)を残った歯に引っかけて固定し、総入れ歯は歯ぐき全体で支えます。
広範囲の欠損にも対応できる汎用性の高さが特徴ですが、装着時の違和感や発音のしづらさ、噛む力の低下を感じることもあります。
ブリッジは固定式のため、違和感が少なく自然な噛み心地が得られます。
ただし、支台歯の健康状態に左右されるため、長期的に安定させるには定期的な検診と清掃が必要です。
入れ歯は保険適用の範囲が広く、費用を抑えられる点が魅力ですが、ズレや外れやすさが気になる場合があります。
「費用を抑えたい」「広い範囲の歯を補いたい」場合は入れ歯、「見た目や快適さを重視したい」場合はブリッジが選ばれやすい傾向にあります。

複数の選択肢から最適な方法を決めるポイント

歯を補う治療法には、それぞれ得意・不得意な領域があります。
大切なのは、見た目の美しさだけでなく、長期的なメンテナンス性や費用負担のバランスも含めて考えることです。
治療法を選ぶ際は、次のような観点を意識すると判断しやすくなります。

  • 治療期間(短期で完了したいか、長期でも安定性を重視するか)
  • 費用(保険内で抑えたいか、長期投資として自費治療を検討するか)
  • メンテナンス(取り外しや清掃を自分で行えるか、固定式を希望するか)
  • 支台歯や骨の健康状態(削ることが可能か、骨量は十分か)

治療の選択に迷ったら、ブリッジ・入れ歯・インプラントすべてのメリットと注意点を比較してみましょう。
歯科医と相談し、自分の口の状態と生活習慣に合った方法を選ぶことで、無理なく長く快適に使い続けられる治療につながります。

歯科ブリッジ治療後のケアと長持ちさせる方法

ブリッジ治療が終わったあとも、日々のケアや定期的なメンテナンスを怠らないことが、長く快適に使い続けるための鍵になります。
ブリッジは固定式で外せないため、一見メンテナンスが不要に思えるかもしれませんが、支台歯の周囲やブリッジ下部は汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周炎の再発リスクが高い部位です。
正しい磨き方と定期的なチェックを続けることで、支台歯の健康を保ち、ブリッジ自体の寿命を延ばすことができます。
ここでは、治療後に意識しておきたいセルフケアのポイントと、歯科医院でのメンテナンスの重要性を解説します。

ブリッジ周辺の正しい磨き方とケア用品

ブリッジの下(ポンティック部)は食べかすやプラークが溜まりやすく、通常の歯ブラシだけでは清掃が不十分になりがちです。
そのため、スーパーフロスやスレッダー付きフロスを使い、ブリッジ下を通して汚れをかき出すように清掃することが大切です。
歯間ブラシを使う場合は、サイズが大きすぎると歯ぐきを傷つけるため、適切な太さを選ぶようにします。
また、歯ぐきに炎症があると汚れが取り除きにくくなるため、柔らかめの歯ブラシで歯ぐきに沿って優しくブラッシングを行います。
フッ素入り歯磨き粉を使うと、台歯の虫歯予防にも効果的です。
毎日のケアを丁寧に続けることで、ブリッジの清潔を保ち、トラブルを防ぐことにつながります。

フロス・歯間ブラシを使ったセルフケアのコツ

ブリッジ部分の清掃には、通常のフロスでは届かない箇所があるため、専用のスーパーフロスを使用します。
このフロスは先端が硬く加工されており、ブリッジの下を通しやすい構造になっています。
通したあとは、やさしく前後に動かしてプラークを取り除き、最後に周囲の歯の根元も軽く磨くと効果的です。
歯間ブラシは、ブリッジの隙間に合わせたサイズを選ぶことがポイントです。
無理に押し込むと歯ぐきを傷つける恐れがあるため、抵抗を感じたらサイズを変えましょう。
毎日の歯みがきと組み合わせて行うことで、清掃効果が高まり、支台歯や歯ぐきの炎症を防ぐことができます。
セルフケアを習慣化することで、ブリッジを清潔に保ちやすくなり、結果的に長期的な安定にもつながります。

定期検診・クリーニングで再発を防ぐ

セルフケアだけでは落としきれない汚れや歯石は、歯科医院での定期的なメンテナンスで除去します。
検診では、ブリッジの適合状態、支台歯の健康、歯ぐきの炎症の有無などをチェックし、必要に応じて咬合(噛み合わせ)の調整を行います。
この定期管理を怠ると、支台歯のトラブルが進行してブリッジ全体を作り直すことにもなりかねません。
一般的には、3〜6か月に1回の定期検診が推奨されます。
特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、ブリッジに負担がかかりやすいため、定期的なチェックで早期に調整することが大切です。
また、専門的なクリーニングを受けることで、家庭では落としにくい細菌性のバイオフィルムを除去でき、口臭や歯周炎の予防にも効果があります。
定期検診を継続することで、ブリッジの寿命を延ばし、健康な口腔環境を長く維持することができます。

まとめ

ブリッジは固定式で違和感が少なく、短期間で噛む機能と見た目を回復しやすい治療です。一方で、両隣の歯を削る必要があり、清掃を怠ると支台歯のむし歯や歯周炎につながります。素材や構造、費用は本数や部位で変わるため、見た目・強度・清掃性のバランスを整理してから比較検討すると納得感が高まります。治療後はスーパーフロスや歯間ブラシを習慣にし、3〜6か月ごとの検診とクリーニングで小さな異変を早めに整えることが大切です。
岡山エリアでブリッジ治療を検討している方は、岡山グランデンタルにご相談ください。
同院では、天然歯の保存を重視しながら、セラミックやジルコニアなど審美性と耐久性の両立を目指したブリッジ治療を行っています。治療後のトラブルを防ぐために、支台歯への負担を最小限に抑える設計と定期的なメンテナンス体制を整えている点も安心です。
医院選びでは、素材の扱い実績や保証内容、メンテナンス方針を比較し、長期的に信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。まずは疑問や不安を相談し、自分に合った治療方法を一緒に見つけていきましょう。

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