【岡山】料金が分かりやすい歯医者さん3選|治療項目ごとの料金目安も
歯医者に通いたいと思っているものの、どのくらいの料金がかかるのか不安で受診をためらっている人もいるのではないでしょうか。治療の内容によっても料金は変わってきますが、具体的な目安がわからないと受診しにくいと感じることもあると思います。実際に歯医者に通う際に発生する費用の内訳や、料金の目安について詳しく説明していきます。ある程度、歯医者でかかる料金を把握しておき安心して受診できるようにしておきましょう。
もくじ
歯医者に通う上で知っておきたい2つの診療プラン
歯医者さんでは、一般的な病院やクリニックと同じように受付にて保険証の提示が求められます。ただし、必ずしもすべての治療で保険が適用されるわけではありません。治療メニューによっては「自費診療(自由診療)」になってしまうことも考えられます。歯医者に通ううえで覚えておきたい、保険診療と自費診療(自由診療)の違いについて詳しく紹介していきます。
「保険診療」とは?
保険診療とは、患者さんの医療負担率が1割から3割となる制度です。保険診療の場合は、残りは国や自治体が負担する仕組みになり、どの歯科医院で治療を受けても同じ負担額となります。保険診療は、比較的治療費が安価であり全国どこの歯科医院で治療を受けても費用が変わらないメリットがあります。
保険診療には厚生労働省にて決められているルールもあるため、最低限の治療のみを目的に使用出来る材質の制限も少なくありません。治療の制限が出てきてしまうのは、デメリットと言えるでしょう。具体的には歯の痛みの治療や腫れを治すなどの、日常生活に支障が出ないようにするためのものです。
「自費診療(自由診療)」とは?
自費診療(自由診療)とは、保険適用外の治療法です。そのため、患者さんが10割負担になり、歯科医院が自由に金額を決められます。自費診療は保険診療とは違い最善の方法にて治療を受けられますし、審美性や機能性にも優れた治療が受けられるメリットがあります。
自然の歯に近い状態で治療ができるので、材質の幅も広く治療の選択肢が広がります。自費診療のデメリットは、治療費が高額になってしまいやすく歯科医院によっても異なるので一律ではないことです。事前に予算を決めたうえで、自費診療の選択肢も含め考えるようにしてください。
歯医者に通う際に発生する費用の内訳
歯医者に通う際に、どのような費用が発生するのか内訳について説明します。
主にかかる費用は「診断料」「検査・指導料」「治療費」の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
診断料
歯医者を受診すると必ずかかるのが診断料です。はじめて歯医者を受診したときにかかる「初診料」と、2度目以降の治療時に支払う「再診料」に分けられます。
初診料は、歯医者を受診したときの病気ごとに発生するものになり、虫歯治療で初診料を払い、その後別の治療を行った場合は再度初診料がかかることになります。また、久しぶりに歯医者を受診したときも初診料が掛かる場合があります。
再診料は、1回のみの治療で済んだときはかかりません。初診料・再診料は厚生労働省にて定められており、現在初診料は2,670円、再診料は580円に設定されています。保険診療では3割負担になるため、実際に窓口で払うときは初診料は801円、再診料は174円となります。
検査・指導料
発生する費用には「検査料」「指導料」も含まれます。検査料は、治療のために必要なレントゲンや歯科用CTなどの歯周基本検査などが対象となります。実際にかかる費用は、検査を行った歯の本数によっても料金が変わってきます。また、レントゲンやCTは保険診療か自費診療かによっても費用が変わってきます。精密治療になると自費診療にて行っている歯医者も少なくありません。事前にどの程度の費用がかかるのか、確認しておくと安心です。
指導料は、病状に対して治療の説明をした場合にかかる説明料や、療養生活にかかっている指導料のことをいいます。具体的には「歯科衛生実地指導料」や「歯科疾患管理料」のことをいい、口腔内の状態によってもかかる費用が変わってきます。
治療費
歯医者でかかる費用には「治療費」もあります。治療する内容によっても大きく変動してきます。例えば、虫歯治療の場合、初期の段階では1,500円~3,000円が目安になります。虫歯が進行し中期になると麻酔を使う必要がでてくるため2,000円~10,000円程度の費用がかかってきます。重度になると20,000円前後かかることもあるなど、進行度に合わせてかなりの差が出てきます。
また、インプラント治療の場合は、自費診療になるため、数十万円の治療費が発生します。インプラントの本数が増えれば、その分費用が高額になってきます。
歯医者にかかる費用を把握するためにも、最も重要な要素といえます。
歯医者における各治療メニューの料金目安表
歯医者の料金では、治療費によっても大きな差が出てくることも珍しくありません。
治療費ごとにどの程度の料金がかかるのか、目安について詳しく説明していきたいと思います。
歯のクリーニング
歯のクリーニングは、歯石の除去や清掃を行うための治療です。主に保険診療が選択でき、自宅の歯ブラシでは取り切れない歯垢や着色汚れを除去することも可能です。虫歯や歯周病の治療のときに、歯の状態によってクリーニングを歯科医師から指示されることもあります。
歯のクリーニングは保険診療が使えるため他の治療よりも費用負担も少なくなります。具体的には、5,000円程度から15,000円で行うこともできます。歯のクリーニングは一度で終わりではなく、虫歯や歯周病のリスクを減らすためにも、定期的に通いつつ歯を清潔に保つ事が重要になってきます。
詰め物
虫歯治療などで歯を削った部分に使うものになり、さまざまな種類があります。
・オールセラミックインレー
e.maxと呼ばれるセラミック素材のみで作られた自費診療の詰め物になり、天然の歯のような審美性に優れているのが特徴です。汚れや臭いを吸着しにくく変色の心配もありません。メタルフリーなので、金属アレルギーの人でも使いやすいものです。料金は40,000円~70,000円(1本)と歯医者によっても料金目安が変わってきます。
・ハイブリッドセラミックインレー
樹脂とセラミックを組み合わせて作られた詰め物です。お互いのいいとこどりともいえる特徴を持っており、噛み合わせの歯に負担をかけることなく自然な仕上がりにしつつ経年劣化の心配もありません。自費診療のなかでは、比較的安価に治療が出来るのも特徴と言えるでしょう。料金は30,000円~50,000円(1本)と歯医者によっても変わってきます。
・ゴールドインレー
金合金などの高い生体親和性が期待できる貴金属を使った詰め物になります。錆びにくく汚れや雑菌の繁殖を防ぐことにも繋がります。高い柔軟性も持っているため、噛み合わせの歯に負担をかける心配もありません。自費診療になるため、料金は30,000円~50,000円と差が出てきます。
被せ物
歯を大きく削ったときに歯の一部を補うために行うのが被せ物です。
・ジルコニアクラウン
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれているもので、高い強度に優れています。審美性の高さや自然な白さなのもあり、見た目の違和感も少なく仕上がります。奥歯のように力がかかりやすい部位でも使用できるのが、ジルコニアの特徴と言えるでしょう。40,000円〜130,000円と料金の幅が広いのは、自費診療であることや被せ物の部位によっても料金が変わるためです。臼歯は100,000円前後の料金となりますが、仕上がりが難しい前歯は料金が高額になります。
・セラミッククラウン
被せ物のなかでも高級なものになり、透過性に優れ天然の歯に最も近いのが特徴です。金属アレルギーの心配もなく、歯茎が黒ずんでしまうこともありません。汚れや臭いを吸着してくれるので、清潔に維持しやすいのも特徴と言えるでしょう。自費診療になり60,000円~160,000円と料金に差があります。
・ゴールドクラウン
ゴールドクラウンは、金合金や白金のような生体親和性の高い被せ物です。錆にも耐性が期待できますし、汚れや雑菌が付着する心配もなく衛生的にも優れています。噛み合わせの歯を傷める心配もないため、負担の少ない被せ物とも言えるでしょう。自費診療になり、50,000円から時価によって料金の差も出てきます。二次的な虫歯にもなりにくい素材と言えるでしょう。
抜歯
抜歯は、場所によっても料金が変わってきます。主に親知らずの抜歯をイメージする人が多いのではないでしょうか。基本的には治療費に加え、レントゲン代や麻酔などの薬代もかかってきます。ただ、保険診療になるため、少額で治療が受けられるのも特徴です。例えば、前歯の抜歯は470円、奥歯だと800円と変わってきます。一般的な親知らずの抜歯は1,430円程度ですが、横向きに生えた親知らずや歯茎の切開が必要になる場合は、料金が上がってしまう可能性も考えられます。
歯のホワイトニング
歯のホワイトニングは、歯の表面に沈着している色素や汚れを除去して白くするための治療法です。
歯科医院にて行うホワイトニングもあれば、マウスピースで自宅で行うホームホワイトニングもあります。
・ホームホワイトニング
自宅で行うホワイトニングで、低濃度の薬剤を使用するため即効性が期待できるわけではありません。何度も繰り返して行うと薬剤が浸透していくので、回数を重ねていくことが大切です。ホームホワイトニングの料金は、肩顎15,000円~20,000円、上下顎30,000円~50,000円です。
・オフィスホワイトニング
歯医者にて行うホワイトニングになり、1回でも2段階程度明るくなります。ホームホワイトニングよりも効果が高いのが特徴と言えるでしょう。回数は歯科医院によっても変わってきます。オフィスホワイトニングは20,000円~50,000円前後が目安です。
・デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングを併用する方法です。持続性や即効性が期待できる方法といえるでしょう。オフィスホワイトニングを歯医者にて行い、ホームホワイトニングで白さを維持します。
デュアルホワイトニングは、60,000円~70,000円が料金相場です。
歯列矯正
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせ、ガミースマイルなどの悩みに対して歯を調整していく治療方法です。基本的には自費診療になりますが、一定の条件を満たすと保険診療となります。国が認定している疾患が原因となり歯列が乱れているときや、先天性異常の場合が対象です。
・ワイヤー矯正 300,000円~800,000円(部分矯正のほうが安い)
・マウスピース矯正 700,000円~
矯正は、表側・裏側による違いもありますし、部分的な矯正か全体矯正かによっても変わってきます。
インプラント
インプラントは、手術を行い人口歯を固定し天然の歯と同じように使えるようになります。機能性や審美性に優れているのが特徴になり、自分の歯と同じように使いたいと考えている人にもおすすめです。自費診療にあたります。1本あたり300,000円〜600,000円と差があり、高額になりやすい傾向にあります。数本のインプラントを考えている人は、本数分の費用がかかるようになります。
歯医者で治療を受けた際の料金支払い方法
歯医者で治療を受けた際に、どんな料金の支払方法があるのか気になっている人もいると思います。保険診療の場合は、現金一括払いが基本となります。そのため、歯医者を受診するときは現金を忘れずに持っていくようにしましょう。
自費診療の場合は、現金もしくはクレジットカード払い、振込などの選択肢も出てきます。また、高額な治療はデジタルローンを選択する方法もあります。分割払いが最大120回まで選択でき、36回払いまでは無金利となります。歯医者によってもデジタルローンが使えるかどうかが変わってきます。
ただし、現金以外で支払う場合は、1万円以上などの金額の条件が定められていることも少なくありません。事前に条件を確認してから支払方法を選択するようにしてください。
【岡山】料金が分かりやすい歯医者さん3選
岡山エリアで、料金がわかりやすく安心できる歯医者さんを紹介します。
グラン岡山歯科・矯正歯科
グラン岡山歯科・矯正歯科は、自ら受けたい医療を提供しています。予防歯科を主軸にしながら、専門性の高い噛み合わせ治療や、セラミックや自費の詰め物や被せ物などの幅広い治療も行っています。痛みに配慮するのはもちろん、患者さんに情報を提供しつつ説明を十分に行うことを心掛けています。
できるだけ多くの選択肢のなかで、それぞれにあった治療法を納得したうえで選べるようにしていきましょう。カウンセリングの時間を十分に確保しているため、治療の希望やお口や歯についての悩みなどもお気軽に相談できます。料金についても、わかりやすく説明しているからこそ安心して受診できます。
住所・アクセス | 岡山駅より徒歩で7分 |
診療時間 | 月火木金:9:00~13:00 土:9:00~16:30 |
公式ホームページ | https://okayama-grandental.jp/ |
グランデンタルクリニック
グランデンタルクリニックは、最新の設備で行う専門的な治療を行っている歯医者です。歯医者に対して恐怖心が強い人にも、できるだけ痛みの少ない丁寧な治療を心掛けています。常に患者さんの立場にたった治療をしているため、常に新しい治療法も取り入れるようにしています。
メンテナンスも重視しつつ、健康的な口腔環境を取り戻してもらえるようにサポートしていきます。虫歯治療にしても、できるだけ歯を削らずに神経を取らないように工夫しています。治療方針についても相談しやすい歯医者だからこそ、勝手に進めてしまう心配もなく安心して治療が受けられると思います。
住所・アクセス | 城下駅、県庁通り駅より徒歩4分 |
診療時間 | 月火水金:9:00~13:00/14:00~18:00土:9:30~13:00/14:30~17:00木は外科処置のみ |
公式ホームページ | https://dc-1.com/ |
ならづ歯科・矯正歯科
ならづ歯科・矯正歯科は、誰もが安心して通院できる歯医者作りに力をいれています。患者さんの気持ちに寄り添い、一人ひとりのお悩みに真摯に向き合うことを大切にしています。現在のニーズに応えるためにも、技術や知識の追求を行っているのも特徴です。治療にかかる料金についても、患者さんの要望を大切にしつつお口の状態に合わせて適切な治療プランを提案しているのも特徴です。
保険診療と自費診療のいずれも相談しやすい歯医者になるため、予算も含めて相談してみるのをおすすめします。公式サイトに料金の目安がのっているので、事前に把握できるのも特徴と言えるでしょう。
住所・アクセス | 「緑ヶ丘団地入口」より徒歩2分 |
診療時間 | 火水木:9:00~18:00土日:9:00~17:00 |
公式ホームページ | https://www.narazu-shika.com/price.html |
まとめ
岡山県の歯医者のなかで、料金についてわかりやすいおすすめの歯医者を紹介しました。歯医者にかかる料金は、診断料・検査料・指導料・治療費などの費用がかかってきます。
特に大きな差が出てくるのが治療費だからこそ、保険診療と自費診療のどちらにするのか、治療の内容も含めて決めるようにしていきましょう。また、治療費についても事前に説明してくれる歯医者だと安心して受診できると思います。カウンセリングのときに、料金についてのご相談もお受けできるので確認しておきましょう。