グラン岡山駅前歯科・矯正歯科|GRAND OKAYAMA EKIMAE DENTAL CLINIC

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2024.09.27

歯列矯正の治療期間を短縮できる「PBMヒーリングオルソ®」とは?

歯列矯正を考えている人のなかには、治療期間の長さが気になっている人もいるのではないでしょうか。矯正器具による違いもありますが、3年程度の時間がかかってしまうこともあります。そんな矯正期間を短くしてくれるのが「PBMヒーリングオルソ®」です。「PBMヒーリングオルソ®」とは何か、メリット・デメリット・使い方について詳しく紹介していきたいと思います。

【基礎知識】歯列矯正の治療期間

数ある歯の治療のなかでも、歯列矯正は長い時間がかかります。歯は矯正装置により力が加わることで骨の吸収と再生を何度も繰り返しながら、少しずつ位置が移動していきます。基本的には1か月に1ミリ程度しか動かず、強い力をかけてまうと歯の骨や根の部分に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。矯正器具による違いもありますが、適切なスピードを計算しつつ持続的に力を加えていかなくてはいけません。骨芽細胞に新しい骨が生成されることを「骨のモデリング」といいます。

矯正には複数の種類があり、期間にも違いがあります。

・ワイヤー矯正(裏側・表側)

ワイヤー矯正の表側に取り付けるタイプは、メジャーな方法として知られています。大きく歯を動かすのに適した方法になり1年~3年程度の時間がかかります。ワイヤー矯正の裏側に取り付けるタイプは矯正器具を目立たせたくない人におすすめの方法です。裏側矯正も1年~3年程度の時間がかかります。

・マウスピース矯正(インビザライン矯正)

マウスピース矯正は、取り外しができるマウスピースを装着し歯を動かします。ずっとつけっぱなしにするのではなく、食事のときにはマウスピースを外せます。矯正期間は2か月程度の短い時間で終わる人もいれば、3年と長い時間がかかってしまうことも少なくありません。部分矯正なのか全体矯正かによっても、矯正にかかる時間に違いが出てきます。

矯正が比較的早く終わる人の特徴として、虫歯や歯周病がなく他の治療が必要ないことです。矯正治療をいったん中止しなくてはいけなくなるため、矯正機関が長引いてしまいます。どうしても期間を短くしたいときは、歯並びの状態によって短期間で終わる治療を選択することもできます。

矯正治療にかかる期間を短縮するための方法

歯科矯正をできる限り早く終わらせたい人は、1日の着用時間をしっかりと守ることが重要です。ただし、この条件に該当するのは取り外しができるマウスピース矯正のみです。他の矯正方法では装着時間によって矯正期間を短くすることはできません。

決められた装着時間以上に着けていれば、早く動かせるわけでもありません。矯正地用にかかる期間を短縮したい人は「加速装置」を使うのが最も効果的な方法です。矯正で使える加速装置とはなにか、詳しく説明していきたいと思います。

治療期間の短縮に有効な「加速装置」について

加速装置とは、ドイツで設計開発されたもので、LRDによる近赤外線ライトが骨や神経を活性化させて歯の動きを加速させてくれるものです。大きく分けて2通りの種類があるのでそれぞれ紹介します。

●光系加速矯正装置

光系加速矯正装置は、歯周組織に近赤外線を照射するための機器です。歯周組織の細胞を活性化させ、骨の代謝を促進し歯の移動速度を高めていきます。マウスピース矯正だけでなく、ワイヤー矯正(表側・裏側)など、あらゆる矯正治療で選択できます。

メリットは治療期間が短縮できる可能性があり、変色を防ぎ、痛みの軽減効果も期待できます。1日8分程度で、自宅にいながら好きなときに使用できるので負担に感じることなく継続できます。デメリットとして、費用が高額になってしまうことや、歯科医院に定期的に通いつつ毎日継続的に使わなくてはいけない点です。

●振動系加速矯正装置

振動系加速矯正装置は、歯根部分から周辺の骨に振動を与える器具です。さまざまな矯正治療で使えるものになり、歯に振動を与え細胞を刺激すると、矯正の期間を短縮できるといわれています。メリットとして治療期間が短縮できる可能性があることや、自宅で使用でき痛みの軽減が期待できることです。デメリットは費用が高くなり、毎日継続して使用する必要があることです。歯科医院に何度も通うのを負担に感じてしまう人にはおすすめできません。

光系加速矯正装置「PBMヒーリングオルソ®」とは

PBMヒーリングオルソ®とは、PBMオルソ社によって開発された「PBM Healing(オルソヒーリング)」です。光加速矯正装置になり近赤外線のエネルギーを利用して細胞を刺激しつつ歯周組織を活性化していきます。骨のリモデリングのサイクルを早めることで、矯正の治療期間を短くすることから「スピード矯正」と呼ばれることもあります。

近赤外線の効果で、細胞中のミトコンドリアを反応させて、エネルギーの活性化を促す「フォトバイオモジュレーション」ともいわれています。PBMヒーリングオルソ®を使用することで、通常のマウスピースの交換時期よりも早く交換することもできますし、矯正治療期間を半分程度にできます。

ちなみにPBMは医療分野だけで使われているものではなく、コラーゲンの生成効果を利用して、リフトアップやシミ取りなどの美容医療でも使われているものになります。マウスピースの形をしているので、1日1回くわえて光を当てるだけの簡単操作です。

PBMヒーリングオルソ®を使用するメリット

PBMヒーリングオルソ®を使用する事には、たくさんのメリットがあります。

具体的にどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

矯正治療の期間を最大半分に短縮させられる

PBMヒーリングオルソ®を使用すると、インビザライン矯正の治療を最大で1/2程度に短縮できるようになります。細胞が機能するためのエネルギーを生成し、活性化させることで歯が移動しやすくなり治療期間の短縮にも繋げやすくなります。矯正の期間が長いと感じている人も、スケジュール管理がしやすくなるので気軽に矯正が始めやすくなります。

矯正治療による痛みや不快感を軽減させられる

矯正治療中は、骨や組織に圧力をかけてしまい痛みや不快感が出てしまうことも少なくありません。細胞に光エネルギーを加えると、骨の再生を刺激してくれます。また、PBMヒーリングオルソ®の光照射は炎症を抑制してくれる効果もあります。マウスピースを装着したときの歯の痛みを軽減させることにも繋がるので、矯正中の痛みを緩和してくれます。

自宅で簡単に使用できる

PBMヒーリングオルソ®は自宅にいながら使用できるのも大きなメリットです。1日8分程度(上下顎各4分)装置を装着するだけの簡単操作です。自宅にいながら好きなときに使えるので仕事が忙しい人でも安心して続けられます。テレビをみてくつろぎながらPBMヒーリングオルソ®を使うこともできます。

マウスピースを清潔に保てる

PBMヒーリングオルソ®を併用すると、マウスピースの交換時期は4日~5日に1回になります。インビザラインでは、1枚のマウスピースを1週間~2週間程度継続し続けることを考えると交換頻度が早くなります。マウスピースは変色や劣化が起こりがちですが、PBMヒーリングオルソ®を使えば気になる前に交換でき、マウスピースを清潔に保つことにも繋がります。

PBMヒーリングオルソ®を使用するデメリット

PBMヒーリングオルソ®には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。これから、PBMヒーリングオルソ®を使ってみたいと考えている人はデメリットについても把握しておきましょう。

別途費用が発生する

→費用は矯正医院によっても異なるものの、10万円前後が相場となる

PBMヒーリングオルソは、矯正医院によっても変わりますが、目安として10万円前後が相場です。保険適用外になり自費診療になるため、他の歯科治療よりも高めに設定されています。矯正医院のなかには患者さんにレンタルで貸し出ししているところもあるので、費用を抑えて治療できます。

継続して使用しなければ効果が見込めない

→基本的にPBMヒーリングオルソ®は、マウスピース矯正と同様に毎日決められた時間装着する必要がある 装着を怠ったり装着時間を守らなかったりすれば、加速効果は見込めない

PBMヒーリングオルソ®は、マウスピース矯正と同じく毎日決められた時間に装着する必要があります。

1日8分と短時間ではあるものの、毎日使わないと効果が十分に発揮されなくなってしまいます。装着を怠ったり、装着時間を守らないといけないのがデメリットに感じることもあると思います。特に、インビザラインの場合はアライナーなどルールを守ることで治療期間の短縮に繋がります。

PBMヒーリングオルソ®の使用方法

PBMヒーリングオルソ®の使用方法は非常に簡単です。1日1回上下の歯にそれぞれ4分ずつ(合計8分)装着するだけです。どちらの歯からはじめてもいいですし、4分が経過すれば自動で止まります。装着してしばらくすると、歯肉周辺にほんのりと温かさを感じられるようになります。

充電式になるので6時間程度かかりますが、完全に充電すると8回使用できるのでそこまで負担に感じることもありません。できれば、朝~夜で決めた時間にPBMヒーリングオルソ®を行うのをおすすめします。

PBMヒーリングオルソ®の使用後は、マウスピース部分を水かぬるま湯で軽く洗って、自然に乾燥させます。歯ブラシをしてしまうと傷がつくため使わないようにしてください。

治療期間のさらなる短縮に!「PBMバイブアジャストメント」とは

光加速矯正装置には、PBMヒーリングオルソ®以外にも「PBMバイブアジャストメント」があります。PBMバイブアジャストメントは、微細な振動を与え歯の周期組織の活性化が期待できます。PBMヒーリングオルソ®と併用して使うと、矯正機関を従来の半分以下の時間に短縮することも可能です。矯正中の痛みを抑え快適に過ごせること、歯根吸収のリスクを避けられるのも特徴です。

・PBMバイブアジャストメントの使用方法

PBMバイブアジャストメントは口にくわえるだけで、簡単に装着できます。

自宅で使えて好きなタイミングで1日6分間使うだけなので、無理なく続けやすいのもポイントです。

PBMヒーリングオルソ®に関するよくある質問(Q&A)

PBMヒーリングオルソ®について、よくある質問を紹介します。

Q1.PBMヒーリングオルソ®はどんな人に向いていますか?

PBMヒーリングオルソ®は、矯正期間をできるだけ早く終わらせたいと考えている人に向いています。

他にも、痛みや不快感を軽減させたい人におすすめです。

Q2.安全性は高いですか?リスクはありませんか?

PBMヒーリングオルソ®はEUで認可されているもので、安全性・治療効果のわかる科学的根拠となる論文も多数発表されています。歯科だけに限らず、がん治療や心臓発作の減少など幅広い分野で使われているものなので、安心して使えると思います。

Q3.どの矯正歯科医院でも取り扱いがありますか?

PBMヒーリングオルソ®は、すべての矯正医院で取り扱いがあるわけではありません。矯正の加速装置を使いたい場合は、事前に問い合わせをして確認しておくのをおすすめします。

まとめ

PBMヒーリングオルソ®は、矯正期間を1/2以下に短縮し、痛みや不快感を軽減できる装置です。安全性も認められており、細胞の修復と治癒が促されることによって、無理なく続けることもできます。矯正期間を早く終わらせたい人は、PBMヒーリングオルソ®についてお気軽にご相談ください。

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