矯正の二期治療とは?
岡山駅近くの「グラン岡山歯科・矯正歯科」院長の清水健介です。
前回は「矯正の一期治療」についてお伝えさせていただきましたので、今回は、「矯正の二期治療」についてお伝えさせていただきます。
乳歯、もしくは乳歯と永久歯が混合している段階で一期治療を行い、いよいよ永久歯が揃ってから二期治療を開始します。
親御さんからお話を伺う中で、「一期治療と二期治療は何が違うの?」というご質問をいただくことが多いため、ここでは改めて二期治療とはどのようなものなのかを振り返ってみましょう。
1. 二期治療とは何か?
一期治療が終わり、二期治療は、通常10歳から13歳の間で永久歯が全て生え揃った子供たちに対して、正しい歯並びを回復するための矯正治療を行います。具体的には複数の矯正治療器具の中から、患者様のご希望やお口の状態に合わせて矯正器具を選定します。二期治療で重要なのは、きれいな歯並びだけではなく、全ての歯が正しく噛み合っているかということです。矯正治療では正しい歯並び+噛み合わせが大切なのです。
3. 二期治療のメリット
- 発育を有効に活用:お子様の成長とともに、歯の位置や顎の形成を適切に誘導することができます。
- 治療期間の短縮:初期の段階での治療により、後の治療時間が短くなることが期待されます。
- 予防的なアプローチ:将来的な歯並びの問題を早期に確認することで矯正治療を進めることができます。
4. 二期治療において知っておいていただきたいこと
- 治療コスト:いわゆる本格的な矯正治療が始まるため、矯正治療の金額が発生いたしますので、早めにご用意しておくことが重要です。一期治療の段階でどれくらいの金額がかかる可能性があるか?お伝えさせていただきますので、気になる方は矯正相談時に仰っていただけたら幸いです。また、グラン岡山歯科・矯正歯科では、デンタルローン、クレジットカードなど、複数のお支払い方法をご用意しておりますので、ご相談ください。
- 治療の長期化:戦術した通り、矯正治療のゴールは、正しい歯並びと噛み合わせです。正面からの写真を見る限りだと、きれいに歯並びが並んでいるように見えても、正しくかめているかどうかは写真だけではわかりません。そのため、正しい噛み合わせが整うまで、長い時間がかかることもあります。また、矯正治療が完了した後にも、後戻りしないように保定期間を設けています。
5. どんなケースで二期治療が適しているのか?
- 乳歯と永久歯が混在しており、歯並びに問題が見られる場合
- 顎の成長が不均衡で、早期の介入が必要と考えられる場合
- 不正咬合が見られる場合
- 噛み合わせに問題があり、そのまま放置すると将来的に大きな問題が生じる可能性がある場合。
まとめ
上記のように、矯正の二期治療は、美しい歯並びと正しいかみ合わせを得るために必要な治療方法です。グラン岡山歯科・矯正歯科では、これまで豊富な矯正症例経験がありますので、ご相談ください。