「自費歯内療法」と「保険根管治療」の違いとは?
岡山駅近くの「グラン岡山歯科・矯正歯科」院長の清水健介です。 今回は、「自費歯内療法」と「保険根管治療」の違いについてお話をしていきます。
当院では、歯内療法の専門医を招き、連携できる環境を整えております。
残念ながらむし歯が進行してしまい、歯の神経まで到達して神経を取らなければならなくなってしまった場合には、根管治療が必要になります。一般的な医院様では、保険適用した根管治療を行っているところが多いですが、グラン岡山歯科・矯正歯科では、歯内療法専門医による根管治療を行っています。
このようなお話をすると、
「自費と保険で治療内容が変わるんですか?どのように違うんですか?」
という質問をされる患者様もいらっしゃいますので、今回のブログでは、自費歯内療法と保険根管治療の違いをお伝えさせていただきます。
結論からお伝えさせていただくと、自費の歯内療法と保険根管治療の主な違いは、使用する材料や治療方法そして費用にあります。適切な治療選択のため、その特徴を理解することが大切です。
- 根管治療とは?
- 保険根管治療の特徴
- 自費根管治療の特徴
- 費用の違い
- どちらを選ぶべきか?
- 根管治療とは?
根管治療は、歯の神経(歯髄)がむし歯菌などに感染してしまったり、死んでしまった場合にその部分を取り除き、感染が広がるのを防ぐ治療方法です。適切な治療が行われないと、歯を失ってしまう抜歯のリスクが高まります。グラン岡山歯科・矯正歯科では、患者様のお口の健康を末永く守るためにも、できることなら歯を失うことだけは避けたいと考えています。
- 保険根管治療の特徴
・一般的な材料の使用
→保険適用内で使用できる材料で治療を行います。
・費用が抑えられる
→保険適用になりますので、治療費用については国の定めた保険料率に基づき請求いたします。
・治療期間
→各医院様のアポイント状況や歯科医師の技術により異なります。
- 自費歯内療法の特徴
・高品質な材料の使用
→最新の材料や技術を導入することが可能です。
・ラバーダムの使用
→治療中に細菌が入り込まないように特殊なゴム製のシートで治療対象の周囲を囲んで固定します。
・歯科用顕微鏡マイクロスコープの使用
→マイクロスコープとは、歯科治療の際に歯や歯根の微細な部分を高精度で拡大して観察するための特化した光学機器です。
・精密な治療
→上記のような材料や機材とCTレントゲンによる診断により、精密な治療を行います。
・長期的な視点
→今後再発しないような持続性や治療予後の良さを重視した治療を行います。
- 費用の違い
保険根管治療は、保険が適用されるため初期費用が抑えられますが、長期的な観点で再治療のリスクを考えると、さらに治療の金額がかかってしまったり、治療回数と治療期間を担保する必要があります。その点を踏まえ、患者様ご自身のお口の健康を守るために、自費歯内療法を選択される方も増えています。
- どちらを選ぶべきか?
どちらの診療を選ぶかは、カウンセリングを通して、患者様のご希望やお口の状態などを考慮し一緒に考えていきます。重要なのは、どちらの方法を選ぶにしても、治療を受けることで、歯の健康が保たれることです。「歯が痛くなりしばらく経過している」「これまでに治療したつめ物、かぶせ物の下が痛む」などの症状がある場合には、お早めにご連絡ください。
まとめ
「自費歯内療法」と「保険根管治療」にはそれぞれの特徴とメリット、デメリットがあります。最終的な選択は患者さん自身の判断になりますが、正確な情報をもとに、最適な治療方法を選択していただくことが大切です。何か疑問や不安があれば、「グラン岡山歯科・矯正歯科」までお気軽にご相談ください。